せどりを始めるにあたって
昨今は増税や物価高も相まって、副業に関心を持っている方も増えています。副業について調べていく中で、「せどり」を始めてみようかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、そのようなビギナーさんたちに向け、実際に始めるにあたって必要なアイテムについて紹介していきます。本記事で紹介しているものを集めればもう開始できます!
絶対に必要なもの
手法問わずに必要なもの
必要なアイテムは手法によって変わってくるものもありますが、本章ではどの手法でやっていくにせよ絶対に必要なものを紹介していきます。
パソコン・スマートフォン・インターネット
インターネットの繋がるパソコン・スマートフォンは必需品です。ない場合は購入してください。パソコンの値段はスペックによってピンキリですが、それほど高性能である必要はありません。重たい処理を行うわけではありませんからね。
ただ、あまりに動作が重いとリサーチが進みませんので、一定のレベルは欲しいところです。スペックの目安としては、CPUはi3くらい、メモリは8GBほどあれば問題ありません。デスクトップでもノートでもどちらでも構わないでしょう。
インターネット回線がない場合は新たに引くか、あるいはポケットWifiやスマホのテザリングで代用するという手もあります。
専用の銀行口座
せどり専用の銀行口座を開設してください。そしてせどりに関する取引はすべてその口座にまとめましょう。
といいますのも、私生活で使う口座とごっちゃにすると、確定申告時に地獄を見ます。せどりはその性質上取引数が多く、「この取引は事業、この取引は個人使用」というように仕分けするのがとても面倒です。
とくにどこの銀行がいい、というのはありません。基本的にどこでもいいです。強いて言うなら、取引手数料が安いのでネットバンクがお勧めです。
会計ソフト
これはすぐに必要というわけではないのですが、遅かれ早かれ必要になります。確定申告の際、ソフトがあるのとないのとではかなり違います。会計ソフトは有料ですが、時間的な対費用効果を鑑みると絶対に導入するべきです。
よく使われる会計ソフトは、freeeや弥生会計、MoneyFowardがあります。これらを使っておけば問題ないでしょう。
クレジットカード
クレジットカードもほぼ必須です。最悪なくてもなんとかなることはなるのですが、準必須というところですね。
クレジットカードは、ポイント還元による利益が出ること、支払日を遅らせてキャッシュフローをよくすること、販売アカウントへの登録時に使用できること、という利点があります。
とりあえず始めたてでしたら1つあれば十分ですが、規模が大きくなれば限度額が足りなくなるので、2枚目3枚目と増やしていってください。
販売用アカウント
せどりを始めようとする人は、基本的にECショッピングモールに登録して販売するケースが多いと思います。筆者もそれをお勧めしています。
販売用のアカウントを作成しておきましょう。
荷造り用グッズ
商品が売れた場合、発送しなくてはならないので梱包資材も必要になります。売れた後で慌てて購入するのもよくないので、ある程度揃えておくといいでしょう。
- はさみ
- カッター
- メジャー
- 重量計
- ダンボール(購入してもいいですが、最寄りのスーパーなどからもらうと0円です)。
- 緩衝材
- ガムテープ
- 透明ビニールテープ
- OPP袋
- シールはがし
メルカリでの販売に必要なもの
本章では、メルカリでの販売を行う際に必要なものを紹介していきます。メルカリでの販売を想定していないなら読み飛ばしてしまって構いません。
メルカリShopsアカウント
メルカリは個人アカウントでも販売することができますが、せどりでそれをするのは正直なところグレーです。無難にせどりを行うならばメルカリの個人アカウントではなく、メルカリShopsで登録した方がいいです。
といいますのも、通信販売では「特定商取引法に基づく表記」を行わなくてはなりません。これは、消費者が怪しい会社から購入しなくて済むように、通信販売するときは販売者の住所などを確認できるようにしましょうね」という法律です。しかしメルカリの個人アカウントではこの表記はありませんよね? あくまで個人間の不用品のやり取りならば、表示しなくても許されるからです。
もっとも、個人アカウントでも自分のページに、「問い合わせがあれば速やかに回答します」と表記すれば法的には問題ありません。しかしながらメルカリの運営としては、「個人アカウントは営利目的でない個人間のやり取りで、商売はメルカリShopsでやってね」というスタンスですので、個人アカウントのページにわざわざ特定商取引法に基づく表記について言及するのは自白しているようなものです。いつ停止されてもおかしくありません。
個人アカウントの方が値段交渉が活発で売れやすいのは事実なので、特定商取引法に基づく表記を無視してやってしまっている人もいますが、おすすめはできません。
安全にせどりをおこなうなら、メルカリShopsで登録しましょう。
Amazonでの販売に必要なもの
本章では、Amazonでの販売を行う際に必要なものを紹介していきます。Amazonでの販売を想定していないなら読み飛ばしてしまって構いません。
Amazonセラーアカウント
Amazonセラーアカウントとは、Amazonで販売するために使うアカウントです。書類を提出したりビデオ通話で本人確認をしたりなど少々面倒なところはありますが、避けては通れません。
リサーチツール
Amazonでせどりを行うなら必須になります。代表的なリサーチツールには、Delta TracerやKeepaがあります。
どちらも主に、商品の売れ行きや値段変動を調べるために使います。このツールを使うことで、「この商品はよく売れてるな」という情報が得られ、仕入れにつながるわけです。昔はモノレートというサイトがあったり、Delta Tracerも無料だった時期があり、リサーチツールにお金をかける必要はなかったのですが、現在は無料で使えるツールはありません。
Keepaのグラフ表示が優秀なので、Keepaを使用することをお勧めします。
プリンター、A4コピー用紙
プリンターは商品納品時の納品書を作成したり、FBA倉庫への発送の際に必要になります(FBA倉庫に商品をまとめて預けていくと、注文が入ったらAmazonの人が勝手にその商品をピッキングして発送してくれるというサービスです。発送の手間がかなり削減されるので、是非とも活用しましょう)。
ラベルシール
こちらもFBA倉庫への納品に使うシールです。「どの出品者の商品か、どの商品ページのものか」などの情報がバーコードに入っており、そのバーコードをこのラベルシールに印刷して商品に貼ってFBA倉庫に送ることになります。
剝がれやすいタイプと剝がれにくいタイプのシールがありますが、前者がおすすめです。お客さんにもそのシールがついたまま商品が届くので、剝がしやすい方がお客さん受けがいいです。とくにフィギュアなど、箱も大事な商品の場合は剝がれやすいタイプのものを使いましょう。
24面と40面がありますが、どちらでも問題ありません。「FBA対応」と書かれた商品であれば問題ありません。
中古品販売に必要なもの
古物商許可証
中古の商品を仕入れて販売するためには、古物商許可証が必要です。これは事業を営んでいるところの最寄りの警察署に申請すると入手することができます。申請自体に難しいことはなく、書類に事項を記載して渡すだけです。
中古品を扱う場合は必須です。また、新品を扱う場合でも、返品物を中古品として販売することで再販できますので、持っていて損はありません。
店舗仕入れに必要なもの
車
仕入れたものを持って移動したり、複数の店舗を回るのに必要になります。一応、CD,DVDなど小さいものだけを狙って、大きなリュックサックを背負って電車で移動する、という方法もできなくはないですが、結構な制約になってしまうのでほぼほぼ必須です。
といっても、すぐにぽんと用意できるようなものでもないので、車を持っていない場合は電脳仕入れ(インターネット仕入れ) に注力した方がいいかな…という印象です。
店舗せどり用リサーチツール
店舗せどりを行うには、Keepaだけでは足りません。Keepaのみですと、店舗で調べたい商品があったときに、そのバーコード番号(JANコード)や型番を手打ちで入力する必要があり、非常にリサーチ効率が悪くなってしまいます。
なので別途、バーコードをスマホでスキャンするだけで商品情報が閲覧できるようなリサーチツールが必要です。
有名どころですと、アマコードやせどりすとがあります。これらを準備すれば問題はないでしょう。
できればあった方がいいもの
本章では、なかったらなかったで特に問題はないが、あると効率が良くなるグッズを紹介します。
箱切り名人
これは、ダンボールを切って小さくし、送料を極力減らすのに使います。実際に販売をしてみるとわかりますが、送料って馬鹿にならないんですよね。1サイズダウンさせられればだいぶ助かります。
しかし各サイズを取り揃えておくなどは面倒でお金もかかります。スーパーなどからもらってきた段ボールだとサイズもまちまちです。
この商品を入れるのにぴったりのサイズの段ボールがないときに、一回り大きな段ボールを、これを使って小さくすることができます。
拡張ディスプレイ
パソコンはデュアルディスプレイにした方が絶対にリサーチ効率が上がります。例えば、販売商品ページと仕入れ先のページ、ツールの画面を1つのディスプレイで見比べようとするとウィンドウを切り替えなくてはなりません。非常に面倒です。
デュアルディスプレイにすれば横に並べられますので、効率はかなり上がります。使いだしたら快適すぎて戻れません。
ゲーミングマウス
ゲーミングマウスは、マウスにたくさんのボタンがついており、それらに特定のキーを割り当てることができます。例えば、Ctrl+S(保存)やCtrl+Z(ひとつ前に戻す)などよく使うキーがあるかと思います。これをマウスに割り当てれば、マウスから手を放すことなくそれらを実行することができます。
これもリサーチや帳簿付けを効率化させるツールなので、余裕があれば準備しておくといいです。
せどりでわからないことがあったら
もうせどりを始めることができますが、せどりを行っているとやはり迷うところやわからないところが出てくると思います。どんなに優秀でも、出てこないわけはありません。
そんなとき、相談できる相手がいるといないとでは大きな違いがあります。相手が入れば少し質問すれば済むだけの話が、一人でやっているといつまでも悩んだり間違えて引き返したりなど大きな時間ロスが生まれます。ひいてはモチベーション低下にもつながり、挫折しかねません。
下記LINEでは、問い合わせなど受けつけておりますので、お友達登録をしてみて、何かあれば気軽にご相談ください。せどり以外の他の副業に関してもご相談に乗れますので、何かあればご連絡ください。
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