【2023年最新情報】せどりは飽和している? 今から始めても遅いのか?

副業

 せどりは実に昔からある仕事です。メルカリやAmazonを使っての手法はかなり以前から行われています。それこそ、Amazonを使ってのせどりは2000年前後から主流になり始めています。2023年3月の現在では、主要な副業として有名な仕事の一つに数えられます。
 そういった知名度もあり、「せどりはもう飽和してレッドオーシャンになり稼げない」と言われることもあります。実際のところはどうなのでしょうか。実際にせどりを行ったことのある筆者の体験から、このテーマについて解説していきたいと思います。

せどりは「飽和」しているか?

 まず、飽和とは、「競合が多すぎて相場が下がりすぎ、今から参加しても利益を出すことができない」というような状況と考えましょう。本記事の読者様方も、気になるのはその点になるかと思います。
 結論を言ってしまうと、飽和はしていません。これから参入しても全然利益を出すことは可能です。これは、筆者の実体験でもありますし、筆者の知人でも最近参入して利益を出している方も大勢います(挫折していく方も少なくありませんが……)。
 ただ、少し前の時期とは事情が変わってきているのも事実です。といいますのも、昔と比べて稼ぎにくくなっているのは確かです。
 せどりに限らず事業の黎明期にはよくあることなのですが、稼ぐのがかなりイージーなゴールデンタイムが存在します。この時期は確かに過ぎていますので、その時期に始めた人のようにはうまくはいかないでしょう。
 それどころか、様々な事情で向かい風が吹いているのは否めません。各種プラットフォームの規制強化(特にAmazonに顕著)や、世間からの風当たり、果ては2023年10月から施行されるインボイス制度など、諸々の事情でちょっとやりづらくはなってきています。
 具体的に紹介していきましょう。

昔と違って悪いところは?

稼ぎやすいゴールデンタイムは過ぎて価格競争が盛んになった

 黎明期は価格差がかなり発生しやすく利益商品を見つけやすかったのですが、今はそうはいきません。商品を販売するにあたってAmazonや楽天などのECプラットフォームを利用することは一般的になっておりますし、せどりとして行っている方も少なくありません。
 参入者が多くなってくると価格競争が発生して利益が減っていくということは事実で、これはせどり界隈でも同じです。
 もっとも、まったく稼げなくなったというわけではなく、今でも利益を出すことは全然可能ですが、ゴールデンタイムと比べれば見劣りはします。
 これは筆者の主観ですが、Youtubeなどの動画で、「せどりが稼げる!」と言って初月から数十万という極端な例を出してくるインフルエンサーは、嘘はついていないがこのゴールデンタイムに乗じた方が多いような気がしており、同じように上手くいくことは期待しない方がいいです。

各種プラットフォームでの規制が強化されている

 これは特にAmazonで顕著なのですが、年々規制が強くなっています。こういうのは黎明期はゆるゆるですが、やっている人が多くなるとそれを取り締まるために規制強化が進められます。Amazonも規制強化は進行中で、数年前と比べても強くなっています。
 まだ今は致命的ではないのですが、始めるならできるかぎり早い方がいいでしょう。長く販売を続けていると、新規ほど厳しく監視されないので、今のうちに新規の段階を抜け出すのがいいです。

2023年10月からインボイス制度が施行

 これはせどりに限らず、副業全体の向かい風です。インボイス制度とは、詳しくは別記事に譲りますが、簡単に言うと増税です。実質的な対象はBtoB事業を行っている小規模事業者ですが、Amazonで販売している場合はBtoC商品を扱っている場合でも増税を受け入れられなければならないかもしれません。

昔と違っていいところは?

ツールや前例、ノウハウが充実している

 長く続いている業務なので、ノウハウや前例がかなり充実しているという点と、便利なツールも充実しています。これは大きなメリットで、安心して効率よく作業することができます。「どうすれば稼げるのか」がクリアになっている状態で作業でき、「実を結ぶかわからないまま地道に作業し続ける」という状態にならずに済むというのは大きいです。

販売プラットフォームが充実している

 今では、Amazonやメルカリ、楽天、Yahoo! ショッピング、Qoo10など、様々なECプラットフォームが出てきています。昔はこれほどまでに多くなかった上、利便性もよくはなかったので、かなり取り組みやすくなっています。

今から始めるとどれくらい稼げる?

 本章は、きちんとデータ集計をしたわけではなく、筆者がお会いさせていただいている方々の話を聞いての感想になりますが、目安として記載しておきます。ここでの話は、あくまで「毎日少なくとも数時間は使うような、本気で取り組んでいる人」を母数として話させていただきます。
 まず、毎月数万程度の利益でしたら、2~3か月続けていれば大体の人が達成できます。本気で取り組んでいて、ここに到達できない人はほぼ見かけません。
 数十万となってくると、大体半年ほど続けていれば達成できている人が多いです。毎月数百万円はかなり稀なケースです。たまにちらほらと出てきていますが、珍しいです。1年~数年続けている人でたまに出てきます(1年で達成できてしまうのは、かなり運がいいか行動量が半端ないかあるいは両方かですね……)。

「うまくいっているから続けられているんじゃないの?」とか、「そもそも達成できた人のことを『本気』って呼んでいるんじゃないの?」という指摘が聞こえてくるようですが、ここは信じてもらうしかないのですが、筆者としてはそこら辺のバイアスは極力減らした上での感想になります。

2023年現在、飽和していない美味しい副業はあるか?

 ここまで、せどりは確かに「ゴールデンタイムは過ぎたがまだまだ稼げる」という趣旨の説明をしてきましたが、他にもっといい、ゴールデンタイム真っただ中の副業はないのでしょうか。
 少し前に流行りの副業として、動画編集がありました。これはYoutubeが流行ったことで、それに必要な編集者の需要が高まったからですね。これも今でも副業として取り組んでいる方もいらっしゃいますし、実際稼げてはいますが、それでもゴールデンタイムは過ぎてしまっています。そのまた少し前に、Youtuber、SNSマーケティング、仮想通貨(これを副業と呼ぶかは微妙ですが)や、そのさらに前ではブログなども流行りました。これらも今でも稼げはしますが、ゴールデンタイムは過ぎています。

 結局、「今は何がいいの?」ということが知りたいのですが、今はないんですよね……。大体感覚的に5年くらい周期にこういう流行りの波がある感覚なのですが、今は「これだ!」っていうのが期間です。

 といっても、「次の波が来るまで待つ」というスタンスはあまりお勧めしません。満を持しても待っている途中でウォッチをやめてしまい、結局チャンスをつかめないケースが大半だと思います。それに、やはり波はそれほど長くは続かないんですよね。結局何に取り組んでも参入者は増えてしまう。なので、あまりゴールデンタイムなどは考えずに、稼げそうならやってみる、という感覚でいいのではないかと思います(ちょっとやってすぐに稼げなかったらやめる、というのはよくないですが)。

挫折してしまう理由は?

 稼げるとは言いましたが、しかしやはり挫折してしまう方も少なくないことは事実です。ここでは代表的な挫折要因をいくつか紹介しておきます。

なかなか利益商品が見つからず諦めてしまう

 実にあるあるです。
 利益商品は、ポンポン見つかるものではありません。見つけられている人がいたとしても、それは「どういう商品が利益出しやすいか」をこれまでの下積みで知っているからです。最初の内は、まぁー、見つかりません。
 ここで、「せどりとかやっぱ稼げないわ」となってしまうパターンですね。「なかなか見つからないものだ」というように覚悟しておき、期待しすぎずにいきましょう。

最初の内、労働量に対する割の合わなさに嫌気がさす

 最初の内の時給はアルバイトを下回ります。そういうものです。これで「せどりやるくらいならバイトやればいいじゃん」となってしまうパターンですね。
 ただこれは最初の内だけで、利益商品に関する商品知識やリピート仕入れ商品などが増えてくれば余裕でひっくりかえります。
 それを目指して耐える必要があります。

クレームや継続仕入れ商品の仕入れ不可などネガティブ要因で萎える

 わかります、わかりますよ。
 お客さんからのクレーム、リピート商品の廃盤、プラットフォームの出品制限など、マイナス要因は色々とあります。頑張っているのにね、(一部のクレーム除いて)自分が悪いわけじゃないのにね。うーん、理不尽。
 そんな理不尽には耐えるしかありません。そしてちょっとやそっとのネガティブ要因を食らっても被害が小さくて済むような体制をつくることも、ゆくゆくはやってやきましょう。
 最初の内は耐えてください……!

本業などが忙しい

 せどりに限らず副業にはあるあるですね。「本業が忙しい」。本当に全く時間がない、っていうなら、正直せどりじゃなくても何でも無理です。どうしようもないです。
 あまり無責任なことは言えませんが、それほどまでに激務で、しかも副業を考えるほど薄給なら「そこまでしてその本業を続けるべきなのかなぁ」という感想はありますが、各々事情はありますからね。
 ここに関しては、時間がないことを前提にされるともうどうしようもないので、時間を作る、作れる環境を構築するところからのスタートになります。
 また、場合によっては、副業の優先度を本業並みに引き上げる必要もあるでしょう。

挫折しないためには

 といっても、やはり一人で取り組んでいると、気分が落ち込んで挫折してしまうこともあるでしょう。それはあなたがどうこうではなく、共通の悩みです。
 そんなときは、下記LINEにて相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。せどりのことから副業全般まで受け付けております。ひっそりと挫折してしまうくらいだったら、その前に一度相談を持ち掛けてみてください。

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