【2023年 迷わず選べる!】せどりの送料を安く済ませる送り方おすすめ厳選版

副業

 本記事をお読みになっている方々は、せどりに取り組んでいて、発送方法について悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
 送料はせどりにおいてかなり重要で、送料次第では利益商品が赤字になったり、別の運送会社に変えるだけで利益がドンと増えたりなどします。実際問題、金額にもよりますが、各種ECサイトで販売されている商品の売価の何割かを送料分が占めています(販売している側ならお分かりだと思いますが、「送料無料」は送料分を商品価格に転嫁しているだけですよね)。
 このように送料はとても重要で、注文が入っていざ発送となったときに、「どの発送方法で送ればいいんだろう」と悩むことも多いのではないかと思います。

 本記事では迷わず選べるように、筆者おすすめの発送方法を紹介します。本記事で紹介している方法がおそらくベストに近い金額で済むかと思います。

せどりでの送り方は2種類ある

 まず、そもそもせどりで販売する際に、お客さんに商品を送る方法は2種類あります。1つは、自宅からお客さんの住所に直接送る方法。もう一つは、ECサイトの多くが保有している「ロジスティクスサービス」に一時保管し、そのサービスに発送してもらう方法です。

直接お客さんに発送する

 これは説明するまでもなくシンプルですね。普通に送る方法です。かかってくる送料は、自宅からお客さんの住所までの配送料のみです。
 品数が少ない走り出しの場合は、こちらの方法の方がトータルの経費は安くなるでしょう。ただ、規模を大きくしていくとこれでは回らなくなることも多いです。
 基本的にこの方法は、せどりとして行う方にはオススメはしていません。この方法は、実店舗を持っているお店が、店頭と在庫を共有するには便利ですが、それは店員を雇っていて、その人に在庫調整や発送をお願いできるからです。
 一人でECショップをやる場合ですと、とても手が回らなくなります。
 ロジスティクスが扱えない商品を売る際にはどうしてもこの手法に頼らざるを得ませんが、始めたての時以外は避ける方がいいでしょう。

運送会社が使うロジスティクスを利用する

 基本的にはこちらをオススメしています。ロジスティクスサービスとは、商品の梱包・発送を代行してくれる倉庫サービスのことです。仕入れた商品をまとめてECサイトが運営しているロジスティクスサービスに送り、注文が入ったら勝手にお客さんに送ってもらえます。なので、やることは定期的な在庫補充までで済むのです。
 倉庫からお客さんの住所までの送料はもちろんかかりますが、その金額は、自分で発送するよりも安いことが多いです。ロジスティクスサービスが運送会社にかなりの数の荷物をお願いすることになるので、特約が適用されるからです。
 しかし欠点としては、ロジスティクスサービスをワンバウンドさせるために、自宅から倉庫までの送料もかかってしまうという点です。
 取扱商品の少ない初期の段階ですと、1商品あたりのこの送料が高くついてしまう、ということもあるでしょう。

結局どちらがいいの?

 初期段階では自分でお客さんに発送し、品数が多くなってリサーチや本業など他の作業に時間的な影響が出てきたらロジスティクスサービスに切り替える、というのが最もコストを抑えられると思います。

 しかしながら例外があり、それがAmazonで販売する場合です。少し込み入った話になりますが、Amazonには「カート」というシステムがあります。Amazonは商品のページがまずあり、そこにお店がエントリーしていくという仕組みなのですが、このお店の中からAmazonがピックアップして商品ページに載せてくれます(これを「カートをとる」と言います)。基本的に、お客さんはカートをとっているお店から購入します。
 このカートをとるためにはいくつかの判断基準があり、その中に「発送の速さ」が含まれると考えられています(判断基準は公開されていないので、Amazon本体しか知りません)。Amazonのロジスティクスサービスを利用しているのならこれは担保されるのですが、自分で発送する場合、その担保がないので、カートは取りにくくなり、売れにくくなります。
 なので、Amazonの場合は、最初からロジスティクスサービスを利用した方がいいです。

モノによって最適な送り方が変わる!

 発送方法には非常に多くの種類があり、各社ごとに様々なプランを提供しています。主に商品サイズによって切り替わります。理想を言えば、商品を発送するたびに、そのサイズに応じて送料を比較してくれるサイトを確認するのがいいでしょう。例えば、「送料の虎」などといったサイトがあります。

 しかしながら、ざっとしたイメージになりますが、「基本的にはこれで発送するのが安パイかな」といった基準があります。迷わず選びたい方は下記を参考にしてみてください。

おすすめの発送方法~お客さんへの発送の場合~

クリックポスト(小型商品の場合)

 基本的に、小さな商品(長さ14cm~34cm, 幅9cm~25cm,厚さ3cm以内,重量1kg以内)の商品なら、クリックポストを利用するのが安く済みます。
 これは日本郵便が運営しているサービスで、郵便ポストにぽんといれるだけで届けてくれます。持ち込んだり集荷に来てもらったりする必要はありません。
 もちろん追跡番号もつきます。
 お手軽ですし料金も安価なので、利用できるならこのサービスで送ってしまっていいでしょう。

レターパック(小型~中型商品の場合)

 クリックポストより大きな商品を送らなければならない場合は、同じく日本郵便が提供している、レターパックライト・プラスを利用するのがいいです。これらも大きさの制限があります(ライト:340mmx248mm,厚さ3cm以内,重量4kg以内、プラス:340mmx248mm,厚さ無制限,重さ4kg以内)が、安価で済みます。クリックポストで送れるのよりも一回り大きいときには、これを使うといいでしょう。
 ライトはポスト投函で発送が済みますし、プラスは集荷にも来てもらえます。
 これらはコンビニで大体売っておりますので、入手も容易です。

ゆうパック(中型商品の場合)

 レターパックプラスにも入らないサイズの場合は、宅急便で送ることになります。宅急便の金額的には、ゆうパックがやはり日本郵便が安いことが多いですね。
 ゆうパックはさらに、「ゆうパックスマホ割アプリ」というのも提供しており、このアプリからラベルを作成して郵便局に持ち込むとさらに割引されます。郵便局に持ち込むという手間はかかりますが、時間があるなら利用するといいでしょう。

佐川急便 特約利用(中型商品の場合)

 しかしながら実は、ゆうパックよりもさらに安く済む方法はあり、それが各運送会社と特約を結ぶということです。いくらになるかは会社や物量、地域によってかなり変わってきますが、ゆうパックを普通に使うよりかは安く済みます(もちろん、日本郵便と特約を結ぶとゆうパックも安くなります)。
 特約というと、「1か月何百個とか発送しないと結べないんでしょ?」と思いがちですが、実はそれほどハードルは高くない会社・地域もあります。月数十個くらいでも結べた人もいるくらいです(もちろん、発送数が多ければ多いほど安くなります)。

 個人的な所感ですが、佐川急便が一番ハードルが低いような気がするので、佐川急便を紹介しておきます。佐川は日本郵便やヤマト運輸など他の運送会社よりも、発送NGな商品が少なく、大体は運んでくれる印象で(アルコールの入った化粧品やスプレー缶など、日本郵便やヤマト運輸ではNGなものが、佐川は陸路で運ぶ対応をしてくれてOKだったりします)、ありがたい運送会社です。

 特約は本当に会社と地域によりますので、聞いてみるしかありません。最寄りの運送会社の営業所に特約について問い合わせてみましょう。

マーケットプレイス配送サービス(Amazonの場合)

 ただ、Amazonを利用している場合は、Amazonとヤマト運輸が提供している「マーケットプレイス配送サービス」を利用するのがいいです。これは、Amazonに出店しているお店が、Amazonで購入してくれたお客さんに送るときに使えるサービスで、めちゃくちゃ安く発送してくれます。下手な特約よりも安かったりします。
 もっとも、基本的にAmazonを利用する場合はロジスティクスを使うのが無難なので、それこそ実店舗と在庫共有したかったり緊急だったりする場合以外はあまり出番はないかと思いますが、選択肢としてあることを知っておきましょう。

おすすめの発送方法~ロジスティクスへの発送の場合~

西濃運輸

 商品をまとめてロジスティクスに送る場合は、西濃運輸を利用するのがお勧めです。あまり聞き覚えがないかと思いますが、主に業務用で多くの荷物をまとめて配送する際に利用される運送会社です。
 一般的に名の知れている、「日本郵便」、「ヤマト運輸」、「佐川急便」は、○○サイズの段ボール1個あたりいくら、という送料計算方式が一般的なのですが、西濃運輸は各段ボールを合算した体積と重量で計算してくれます。
 これはかなりありがたくて、できるだけ段ボールが少なくなるように選んでぴったり入るようにする、などしょうもない作業をかなり軽減してくれます。また、結果的にかなり安くなります。その差は歴然としているので、西濃運輸などこの形式で送料を出してくれるところに依頼するとよいです。
 西濃運輸と契約するためには会社に問い合わせて打ち合わせする必要があり、少しハードルは高いですがやって損はありません。

(参考)ヤマト便は廃止!

 実は少し前の時代、ヤマト運輸も西濃運輸と同じような方式で送れる「ヤマト便」というサービスを持っていました。せどり界隈では有名なサービスで、物量が多くなるとこのヤマト便を利用してロジスティクスで送るのが定番でした。実際、かなり安かったです。しかも特に打ち合わせや契約も不要で気軽に依頼できるサービスでした。
 しかしながら、このヤマト便は2023年現在は終了しています。あまりに安すぎたので割に合わなかったのでしょうね……。元々ヤマト便は引っ越しの際の家具の運搬などを想定されて作られたサービスだったのですが、せどりで使われて採算が合わなくなった、というのも一因かもしれません。

ヤマトパートナーキャリア(Amazonの場合)

 もっとも、上記のサービスは物量が多くなったら考えればよいサービスです。ダンボールの数が数個、などといった段階では、ヤマトパートナーキャリアを利用するのが安いです(Amazonのロジスティクスに発送する際限定のサービスです)。これもかなり安く輸送してくれるので、Amazonを利用していて初期段階の方はこれを使えばいいと思います。

発送方法選びの注意点

 ここまで、安く済むお得な発想方法を紹介してきましたが、商品によってはこれらが使えないときがあります。各運送会社によって、「送れない品物」があります。
 例えば、スプレー缶・ガス缶など航空輸送ができないものや、花火などの火薬、(扱う方はそうそういないでしょうが)生体などです。
 これらの決まりは各社HPに載っていますが、問い合わせて確認した方が確実です。
 所感ですが、佐川急便が最も幅広く対応してくれる印象です。佐川でダメなものは、ヤマトや日本郵便でもダメだと思います。
 ロジスティクスを利用する場合でも、各ロジスティクスで保管できる商品の規約があります。利用する前に規約を確認し、自分の扱っている商品が該当しないことを確かめておきましょう。

せどりの発送などで困ったら

 発送方法はせどりの工程の中でもかなり悩むポイントです。送料が数百円違うだけで利益率が結構変わったりもしますからね。扱っている商品が多くなってくると、数百円が積み上がっていき、とても無視できない金額になります。
 下記LINEでは、せどりを含めた各種副業の質問を受け付けています。何か疑問点などありましたら、気軽にメッセージを送ってみてください。

https://lin.ee/14DR28o

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