空前の副業ブーム
現在、副業がブームになっており、「副業をして見たいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
2018年に厚生労働省も「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表し、モデル就業規則からも副業禁止の規定を削除し、むしろ認めるように促しています。
昨今は物価高騰や年金への不安などもあり、収入を増やしたいというように思われる方も多いはずです。また、リストラなども発生するようになり、そういう場合に備えてもう一つ収入の柱を作りたいという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、本腰を入れて取り組もうという方々に向けて、副業の選び方やどのような副業がオススメかを解説していきます。
副業を始める際の心構え
簡単にすぐにたくさん稼げるような甘い話はない
「誰でも簡単に稼げる副業」が存在すれば理想ですよね。それに越したことはありません。
しかし残念ながら、そのような甘い話は理論的にありません。
なぜなら「誰でも簡単に」できる仕事なら、その仕組みを作った側の人間が、働いてくれる人に高い報酬を支払う必要がないからです。誰でもできるならやりたがる人はたくさんいます。できるだけ安い人に仕事を依頼するのが合理的ですよね。
なのでそれなりに稼げる副業を始めるにあたっては、「決して楽ではない」ことは肝に命じましょう。ある程度プライベートの時間を捧げる覚悟が必要です。
副業とは起業すること
アルバイトや複業などは例外かもしれませんが、副業とは起業だと心得ておきましょう。お客さんに何かを提供し、その分の報酬を得る。それは起業であり、会社との違いは組織としてやるか個人としてやるかでしかありません。やっていることは同じです。社長はあなたです。
何かトラブルがあったら基本的に自分で対応しなくてはなりません。何をするかを指示してくれる人はいません。自分でタスクを定義し、自分で優先度をつけてこなしていき、自分で問題に対応する。問題が解決できないなら、「じゃあ解決できないなりにどうするか」を自分で決めます。
それを前提として心得ておく必要があります。
副業選びのポイント
副業をする目的は何なのか
そもそも皆さまは「副業をしたい」訳ではなかったはずです。「収入をもう少し増やして理想の生活をしたい」のが本当のところではないでしょうか。
「理想の生活」というのは様々です。例えば、「すぐにでも生活資金がほしい」、「贅沢な衣食住がほしい」、「独立して色々な場所を転々として生活していきたい」、「高収入になってモテたい」など色々あります。
その目的に見合った副業を選択しなければ本末転倒です。「すぐにでも生活資金がほしい」なら、収入の発生まで時間のかかる副業はそぐわないでしょう。「贅沢な衣食住が欲しい」なら、利益の再投資が必要なジャンルとは相性が悪いかもしれません。「色々な場所を転々としたい」なら、職場が決まっているような副業はいけません。「モテたい」ことが目的なら、美容やファッション関連の仕事がマッチします。
このように、「本当の目的」と照らし合わせて副業選択をするのが望ましいです。
ストック収入とフロー収入
副業を選ぶあたって確認しておきたいのは、その副業がフロー収入かストック収入かというところです。
フロー収入とは、働いた分がすぐにお金に変換されるという性質のものです。代表例はアルバイトですね。決まった時間働けば1か月後にきちんとその分のお金が振り込まれます。
ストック収入は、すぐにお金に変換されません。時間をかけて積み重ねて段々とお金になっていきます。しかしその分、積み重ねられれば長い間、あまり自分が働かなくてもお金が入り続けます。
フロー収入は時間をお金に変換し、ストック収入は時間を資産に変換しているイメージです。変換した資産はすぐに現金化できませんが、自分ではなく資産がお金を稼いでくれるようになります。
この二つは共にメリットとデメリットを持ち合わせています。
フロー収入 | ストック収入 | |
メリット | ・すぐに使えるお金が増える ・モチベーションが続きやすい | ・積み上げられれば以後は小労でお金が入ってくる ・空いた時間で別のことができる |
デメリット | ・働き続けなくては稼げない ・使える時間という収入額の天井がある ・時間が圧迫される | ・(条件によって変わるが) 半年~1年間はアルバイト以下の稼ぎ効率 ・なかなか成果が出ずにモチベーションが続きにくい |
長い目で見るとおすすめなのはストック収入の方ですが、自分の状況に合わせて、適切な方を選択するのが望ましいです。
「それぞれメリットとデメリットがあるなら、どっちもやればいいじゃん!」という意見もありますが、副業初心者のうちは一本に絞った方がいいです。どちらの種類の副業も簡単にはいかないので、一点集中した方が上手くいきやすいです(というか、最初から複数のことを並行してやろうとして成功した初心者を筆者は知りません……)。
自主制作かクライアントワークか
自分で商品やサービスを作るという副業か、誰かからもらった仕事をこなしていくという副業か、というお話です。
どれだけ心理的ストレスに耐えられるか、というのが違ってきます。人様からもらっている仕事だとサボってはいけませんよね。しかし自分が作っているサービスだと多少のサボリは自分で許せてしまいます(もちろんお客さんのフォロー等他者が関わってくると話は別ですが)。このストレスが自主制作かクライアントワークかで大きく変わってきます。
ストレスは軽ければ軽いほどいいというわけではなく、軽すぎるとモチベーションが続かずサボりがちになりますし、重すぎると生活が大変になります。
ご自分の耐性やスキルを鑑みて、バランスの取れた塩梅の仕事を目指すのが望ましいですね。
本業と両立できるか
ここは自分の力ではいかんともしがたいところもありますが、走り始める前にどれだけ時間を確保できるのかを確認しておきましょう。
副業は楽なことではありません。それなりに時間を投入しなければ大して稼げるようになりません。なのでどの副業を選んでも結局ある程度プライベートを犠牲にすることになりますが、それにもやはり差があります。
例えば、後に紹介する副業に「自分で製品やサービスを作って売る」という手法もありますが、これは他の副業に比べてかなり大変で、時間のない状況ではおすすめできません。自分の使える時間を鑑みて、どれを選択すればいいかを考えてみてください。
スキルが身につくか
ここも大切なポイントです。理想を言えば、汎用的なスキルが身についていく副業に取り組むのが望ましいです。
「スキルが身につかなくとも稼げるならいいじゃん」という意見もナシではありませんが、下記の懸念点がつきまといます。
- できることが少なく、事業の拡大につなげにくい
- 受注仕事の場合、単価アップにつながりにくい
- (想像したくないですが)上手くいかなかった場合、培ったスキルを用いて転職という形で収入アップさせるという選択肢を持てない
副業でスキルが伸びるならそれに越したことはありません。
好きなことをするのが一番
いろいろと副業の選定ポイントについてお話ししましたが、結局のところ好きなことをするのが一番いいです。
これは決して綺麗事ではありません。副業の挫折理由の不動のトップは、「モチベーションが続かない」です。この最も高いハードルを易々と乗り越えられる方法が、「好きなことをする」です。
また、好きなことならスキルの習得ペースも早いはずです。
これが最優先の選定ポイントと言って過言ではありません。
副業おすすめランキングTOP8
第1位:物販
ストック性 | ★☆☆~★★★ | 手法により変動(調整可能) |
スキル習得 | ★☆☆~★★★ | 手法により変動(調整可能) |
容易度 | ★☆☆~★★★ | 手法により変動(調整可能) |
お勧め度 | ★★★ | おすすめ! |
物販はその名の通り、物品を販売し、仕入れ値と売値の差額を利益とするビジネスです。副業関連でよく名前の挙がる「せどり」もその一つです。「せどり」の場合は、商材を小売店から調達する手法ですね。
その商材を用意する方法はいくつもあり、例えば以下のようなパターンがあります。
- 小売店から仕入れる(せどり)
- メーカーや問屋から仕入れる
- 製造は他社に行ってもらい、それを自分のブランドとして販売する(OEM)
- 自分で作る
一般的に下にいくほど難易度があがります。初心者の内は上の方がとっつきやすいかもしれませんが、下の方が安定性や利益率が高まります。一般的には、上の方からだんだんと下にシフトしていく、というパターンが多いです。
この手法のいいところは、ストック性や難易度が調整できるというところです。例えば、最初はフロー性とストック性をそこそこな手法で続けていき、ある程度ストック資産がたまったらフロー性を抑えてストック性の高い手法に注力する、ということが可能です。
また、商材をOEMや自分で作る、というところまでいくとなかなか難易度が高いのですが、小売店や問屋、メーカーから仕入れるというところまでは難易度は高くなく、副業初心者でも入りやすいというメリットもあります。
ただデメリットとして、「利益の再投資をする必要がある」という点があります。これはどういうことかというと、事業を拡大するためには、より多くのものを仕入れたり開発の資金として費やす必要があり、現金として手元に残りにくい、ということです。総資産としては増えていますが、手元に現金として残りにくいのです。
例えば、「毎月娯楽などに使えるお金を増やしたい」という動機で始めるには少し相性が悪いかもしれません。「老後や将来のための貯金が不安」という動機なら、資産は増え続けていくため、相性の良い副業となるでしょう。
習得できるスキルはピンキリで、汎用性の高いスキルは身につかない手法もありますが、どこでも通用する高いスキルを得られる手法もあります。例えばAmazonなどのECサイトを利用したせどりという手法で得られるノウハウはあまり汎用性は高くありませんが、自社製品を開発し販売するという経験で培われたノウハウはかなり汎用性の高いスキルになります。また、規模によっては組織化などの必要が出てくるため、そこまでいけばマネージャーと名乗れるレベルといえるでしょう。
第2位:ブログ
ストック性 | ★★★ | 多少のメンテナンスは必要だが高いストック性 |
習得スキル | ★★★ | マーケティングスキルが身につく! |
容易度 | ★★☆ | 技術習得自体の難易度は高くないが、忍耐が必要 |
お勧め度 | ★★★ | おすすめ! |
ブログとは、要するに広告媒体を自分で作る、ということだと思ってもらえればいいと思います。記事にアクセスしてくれた読者が、その記事で紹介している商品を購入することで、ブログ運営者に利益が発生するということです。ブログで収益が上がる仕組みとしては下記のような例が挙げられます。
- 様々な他社製品やサービスを紹介し、購入してもらうと手数料がもらえる(アフィリエイト)
- 特定の他社と契約してその会社の製品・サービスを宣伝する、または代理店として活動する(純広告)
- ブログで集客し、自分の商品を販売する
この手法のいいところは、なんといってもストック性が高いところです。記事を1本書いたところですぐにまとまった収益は入りませんが、アクセス数の多い記事をいくつも用意すれば、トータルして少なくない金額を生み出してくれます。そういった状況が確立してしまえば、自分があまり仕事をしなくても過去に書いた記事が稼いでくれるという状況を生み出すことができます。
アクセス数の多い記事というのは要するに、Google検索の結果で上位に来る記事、ということで、この順位の高い記事を生み出していくことが重要なポイントになります。
これはSEO (Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化)と呼ばれています。SEOテクニックはいくつかありますが、知識として覚えることはそれほど多くなく、学習難易度はそれほど高くありません。
もっとも、ストック性が高いといいつつも、いつまでも何もしない状態で検索結果の上位に居座り続ける記事もあまり多くはありません。Googleの検索エンジンの上位を決める指針もよく変わりますので、順位の変動があります。それに合わせて、記事を書き直すといったメンテナンス作業は必要になるので、完全に手放しとまではいきません。しかしそれでも、ほかの方法と比較すれば十分にストック性は高いといえるでしょう。
習得できるスキルはマーケティング関連のものになります。ブログは要するに商品の販売手法の一つなので、どのような商品にも応用可能で貴重なスキルになります。どのような記事を書けばSEOを攻略し、読者に購入してもらえるのか、などを試行錯誤することになり、これはどのような商品を扱うにせよ通用する技術です。
第3位:スキル販売
ストック性 | ★☆☆ | 契約を取って作業し続ける必要がある |
習得スキル | ★★★ | スキルのレベルアップと販促スキルがつく! |
容易度 | ★★☆ | 得意分野と販促スキル。 |
お勧め度 | ★★★ | 自慢できるスキルがあるならおすすめ! |
スキル販売とは、自分の得意な事柄を他の人の代わりにこなしてあげることでお金をもらう、というビジネスです。プログラマーやwebライターも、広義の意味ではここに含まれます。ただ、それに限らず何でも、自分の得意なことなら販売して副業として扱うことができます。
例えばアクアリウムが趣味なら、「アクアリウムを教えます」や「あなたのお家にぴったりのアクアリウムをデザインします」といったサービスの販売をするわけです。
自分で動かなくてはならないので、ストック性は高くありません。しかしながら、この手法の良いところは何といっても、「自分の好きなことや得意なことがお金になる」というポイントです。好きなことなら苦ではありませんよね。しかもそれをやってあげて喜んでもらえるわけですから、楽しく仕事ができるはずです。そして好きな事柄であるなら、スキルも上達しやすく、単価アップも期待できます。
この手法の難しいところは集客部分ですね。ライティングやプログラミングなら少し探せば案件がたくさん出てくるのですが、少し求人としてはニッチなジャンルとなると、自分から集客に動かないと注文がなかなか来てくれません。
この集客のために、ブログやSNS、Youtubeをやったりなどをすることになります。ここは少し煩わしいところではありますが、好きなことについて書いたり動画を撮ったりするのを楽しみましょう。こういった集客はあらゆるビジネスで必要となるノウハウですので、スキルアップのチャンスです。
第4位:プログラマー
ストック性 | ★☆☆ | 契約を取って作業し続ける必要がある |
習得スキル | ★★★ | 汎用性のあるスキルが身につく! |
容易度 | ★★☆ | 学習が必要。 本業ですでにスキルがある場合はより容易 |
お勧め度 | ★★☆ | プログラミングが嫌いでないならおすすめ |
副業でよくでてくる候補として、プログラマーです。実際、プログラマーは副業としてはよい選択肢だと思います。
まずストック性ですが、これはあまり高くはありません。実績を積んでいけば仕事を見つけやすい、単価が上がりやすいなどスキルなどのストックはありますが、基本的に働き続けなければ収益が発生しないという意味でストック性は高くありません。
しかしながらそれを補う点として、習得スキルの高さと、スキルが高まった際の割のいい仕事の取りやすさがメリットとして大きいです。案件の内容に対して現時点のスキルが身についていなければ勉強の必要が出てくるため、ある意味強制的にスキルアップすることができます。
すでに本業などで一定のスキルがあるのなら、段々と高単価の仕事を取っていき、本業の収入を超えることも現実的です。
本業やこれまでの経験でプログラムの技術がなかったとしても、書籍やスクールなど技術を習得する手段も豊富にあります。その場合最初の案件は低単価なものになり、正直あまり割のいい仕事とはなりませんが、徐々にステップアップしていき、一端のフリーランスプログラマーになるという道も全然あり得ます。
また、プログラマーはかなり多くの求人があり、案件が取りやすいというのもおすすめポイントの一つです。
第5位:webデザイナー
ストック性 | ★☆☆ | 契約を取って作業し続ける必要がある |
習得スキル | ★★☆ | デザインのスキルが身につく! |
容易度 | ★☆☆ | 正直センスが必要。 |
お勧め度 | ★★☆ | デザインが嫌いでないならおすすめ |
webデザイナーは、製品のロゴを作成したり、サイトやランディングページのデザインをする仕事です。ただ格好いいデザインではなく、目的に見合ったデザインを提供するのが肝要です。顕著な例としてはランディングページを上げられます。
例えば、女性向けの商品のランディングページを、どんなに格好良かったとしても、男性的なデザインで作ってはいけませんよね。サイトに関しても、どのようにデザインすればそのサイトに訪問してくれたお客さんが、本命の販売ページに移ってくれやすいか、なども考えてなくてはいけません。
このように、目的を達成しやすいようなデザインを作成するのがデザイナーとしての最も重要な仕事になります。
webデザイナーは受注仕事なので、案件が入ってそれに答え続けなくては収益が上がりません。なのでストック性はあまりないでしょう。しかしデザインは自分で何かを販売する際には必ず必要になるステップですので、汎用性は高いです。
これは諸説あるかもしれませんが、注意点として、センスが必要になる仕事だという印象があります。デザインセンスがあるかデザインをするのが好き、などのような方々には問題ありませんが、センスがあるとは言えないしあまり興味もないがお金になるらしいしやってみよう、というスタンスでは取り組むことはおすすめしません。
第6位:webライター
ストック性 | ★☆☆ | 契約を取って作業し続ける必要がある |
習得スキル | ★★☆ | ライティング、セールスの スキルが身につく! |
容易度 | ★★☆ | 単価を上げるには SEOまたは特定ジャンルの専門知識が必要。 |
お勧め度 | ★★☆ | 専門知識があり、 書くことが嫌いでないならおすすめ |
webライターも副業としてよく名前の挙がる職業ですね。ブログやメディアの記事を書くお仕事になります。
ライターの書く記事は二種類あり、①製品を売るためにその導線としてのブログ記事を書く、②読者が楽しめるまたは読者のためになる記事を雑誌メディアで書く、というパターンがあります。
これらは実は書く際のスタンスが違いまして、①はとにかくSEO(ある程度検索の回数が多いキーワードで、検索結果の上の方に来るようにすること)とコンバージョン(見た人が目的の製品を実際に購入してくれること)重視でより多くの見込み顧客を集めてセールスすることを目的としており、②は既存の読者を捕らえて離さずかつ別の顧客を「こういう記事が載っているなら読んでみたいな」と思わせる記事を書く、ということを目的としています。(②もSEOを高められれば理想的ではありますが……)。
案件が多いのは①の方ですので、こだわりがなければ、初心者は①を見据えるのをお勧めします。
この仕事は、プログラミングと同様ストック性はあまり高くありません。記事を書き続けなければお金は入ってきません。しかし習得スキルは汎用性が高く、SEOの技術が身につけば、自分でブログを開設し、アフィリエイトや自分の製品を売っていくことで収益を得るということができるようになります。
ただwebライティングには注意点がありまして、誰でも書けるような記事を書いても単価が低く、場合によってはアルバイトよりも時給が低いということになりかねません。
単価を上げていくには、「このジャンルの記事にはこの人しか上手く書けない」という専門的な分野を習得するか、SEOを上げて閲覧数を増やしたり製品の購入率を上げたりする施策を提案できて「この人に記事ライティングやブログ運営を任せたら売り上げが上がるな」と思わせるような技術が必要になります。
第7位:個人開発
ストック性 | ★★★ | マーケティング次第で高いストック性 |
習得スキル | ★★★ | ほぼすべてのビジネス力が身につく! |
容易度 | ★☆☆ | 非常に大変 |
お勧め度 | ★☆☆ | 初心者にはハードルが高い |
個人開発とは、自分でツールやWebサービスを企画・開発してリリースし、購入してもらうという手法です。この手法はリサーチ、マーケティング、開発、アフターサポートまで一連のすべてのビジネスプロセスを個人で行う、ということでかなり難易度が高いです。
収益性という意味では上位を食うほどの威力がありますが、この順位に留まったのはその難易度が理由です。
ただプログラミングスキルがあればいいわけではなく、どのようなサービスが競合が少なくニーズもそこそこある狙い目なのかを調査し、ブログやSNS、広告などでマーケティングを行ってお客さんを集め、使い続けてもらうためにサポートも充実させる、といったことをこなす必要があります。また、競合サービスが出てきたときにどう勝負するか、なども考えておかなくてはなりません。
副業という範囲ならそれほど多機能なサービスである必要はありませんが、それでもかなり考えることが多く、難しいジャンルになるでしょう。
ただ、上手く狙い目のポジションを探し出してお客さんを集められれば、サブスクリプションという形で、ツールのメンテナンスだけで毎月まとまった収入を得られるようになります。
この副業で得られるスキルはかなり高いものになるでしょう。なにせ、ビジネスに関する一連の流れをすべてこなせるわけですから、トップクラスのビジネスマンと呼べると思います。
第8位:Youtuber / Vtuber
ストック性 | ★★☆ | 更新を続けなければ見られなくなっていく |
習得スキル | ★☆☆ | あまり汎用性は高くない |
容易度 | ★☆☆ | 非常に難しく忍耐が必要 |
お勧め度 | ★☆☆ | 純粋に楽しめる人以外にはお勧めしない |
人気のある副業としてよく挙がるYoutuberについても解説します。Youtuberとして収益を上げるには下記のような方法があります。
- 広告費で稼ぐ
- 宣伝案件で稼ぐ(インフルエンサー)
- 自分の製品、または他社の製品の広告として活動し、その製品の販売で稼ぐ(広告媒体としての利用)
Youtuberと言えば「楽しいことをして稼げる」というような甘いイメージがあったりしますが、実態はそれほど楽ではありません。
まず1つめの収益源である広告費(Youtube動画で流れる広告を視聴された時間で報酬が得られる)ですが、これはあまり期待できるような金額ではありません。登録者数が数万人に届くようなかなり上澄みのレベルでも、正直それほど大きい金額ではありません。
稼ぐことを見据えたYoutube運用という観点で言うと、2つ目3つ目の、商品紹介をメインに考えなくてはなりません。動画で商品を紹介し、購入してもらう、というやり方ですね。
インフルエンサーという立ち位置までに至れれば、とても美味しいビジネスができます。自分が商品を紹介すれば多くの人が買ってくれるわけですから、自分で作った利益率のいい商品を紹介すればかなりの金額を稼ぐことができます。
しかし、このインフルエンサーというポジションに至ることとそれを維持することに、かなりの時間と労力が必要です。また、センスも必要になるので、正直なところ万人にお勧めできるようなものではありません。Youtubeも動画投稿頻度が落ちると検索に出にくくなってくるので、ストック性もないとは言いませんが高くはありません(ブログよりもシビアな印象です)。
動画を製作したりライブ配信をしたりするのにも、かなり大きな労力が必要になり、一本あたりの製作コストがかなり高いです。
インフルエンサーになって効率のいい稼ぎ方ができるまでの道のりの長さと険しさが大きなマイナス要因となり、ランキング順位は低めです。
しかしながら、純粋に動画を見てもらうことが嬉しい、ライブ配信をすることが楽しい、といったモチベーションで取り組むなら止める理由にはなりません。また、ものすごくトークが上手だったり、優れた容姿とサービス精神がある、などのような特殊技能がある場合は、上手くいく可能性も十分あるので、絶対にNGとまでは言えません。
迷ったら物販がおすすめ
ここまで副業の種類をご紹介してきましたが、何かピンとくるものはありましたでしょうか。あったらまずそれに取り組んでいきましょう。
もしも「これだ!」というものがなく、悩んでいるとしたらまずは物販をオススメします。物販はストック性のある手法に切り替えることも容易なので、物販という収益の下地を作っておけば、他のやりたいことができた場合に時間をそれに割り当てることができます。
他の収益性の高いジャンルを差し置いて物販をおすすめしているのは、特殊技能を必要とせず他より難易度が低いという点、他のストック性副業より比較的早く収益が発生するという点が大きいです。
下記のLINEにて物販のノウハウを紹介しておりますので、よければ登録して見てください。物販以外の副業についての相談も受け付けております。
気軽に何でも聞いてくだされば喜んで返信いたします。
コメント
[…] もしかしたら、一番楽しいステップかもしれません。これから自分がどのような仕事をするかを決めてください。上でも記載しましたが、自分の目的にあった副業を選択することが重要です。 どのような副業がお勧めかは、別記事にて詳しく記載します。 […]