【取り組む前に必読!】せどりのリスクとリスクを軽減する方法

副業

 昨今、人気の副業の一つとして「せどり」が上がりますが、実際に取り組むにあたって迷っている方もいると思います。その迷いの一要因としてリスクが挙げられます。
 たしかにせどりはwebライターやプログラマーなどと違って誰か特定の相手から依頼された仕事をこなすわけではなく、自分で一般商品者に商品を提供する形態なので、気を付けなければならないことが多いです。
 本記事では、せどりを実際に行う前に一度確認しておいた方がいいリスクをまとめました。実際に手を動かす前に一度確認しておいてください。

せどりに際する4つのリスク

法律のリスク

 まず最も気をつけなければならないのが、法的リスクです。
 せどりは一般消費者に品物を販売するビジネスですが、商品によっては、法律で定められた免許や資格がなければ販売できないものもあります。代表的なものでは、偽ブランド品、海賊版、チケット(定額以上での販売)はもちろん、(許可証を持っていない状態での)中古品、酒類や煙草、医薬品などですね。
 例えば一時期、感染症予防のためにイソジンが転売されたことがありましたが、イソジンは医薬品に該当するため、違法行為になります。おそらくその方々は知らずに転売していたのでしょうが、知らなかったでは済まされないというのが法律なので、このような特殊な商材には十分気を付けることが必要です。

出店プラットフォームのアカウントリスク

 せどりを行うにあたって、まず自分の販売サイトを立ち上げるというところから手をつけることはすくないでしょう。まずはAmazonやメルカリなどのプラットフォームでの販売をメインに据える方が多いと思います。
 そのような他社のプラットフォームを利用する以上、アカウントリスクはついて回ります。もしもそのアカウントがBANされてしまったら、そこまで獲得してきた評価は無に帰しますし、一度BANされてしまうと、そのアカウントで使った登録情報を使いまわすことができません。
 非常に重たいペナルティを受けることになるので、アカウントも慎重に扱っていかなくてはならない大切なものです。
 もっとも、Amazonなど外資系の巨大企業は理不尽にBANしてくることもたまにあるのですが……。そのような事故にも対応していかなくてはなりません。

資金繰りのリスク

 せどりは、商品を販売する前に仕入れを行わなくてはならないビジネスです。要するに、お金が一時的にマイナスされることが定常的に発生します。このような類のビジネスでよく起こるのが、資金繰りの失敗による「黒字倒産」です。
 事業的には利益がでているはずなのに、決められた支払日までに在庫を現金化できずに、支払える現金がなく破綻する、というケースですね。せどりは特に扱っている商品や仕入れ先が多岐にわたり、キャッシュフローの管理が煩雑になりがちですので、しっかりと管理していかなくてはなりません。
 クレジットカードなどで支払いを遅らせ、支払日までに売り切って減らないようにするというテクニックもありますが、それでもやはりキャッシュフローには特に目を配らなくてはなりません。

不良在庫、値下がり、返品など損益的リスク

 在庫を抱える種類のビジネスでよくあることなのですが、思ったより売れ行きが良くなかったり、価格が値下がってしまったり、仕入れた商品に問題があって返品されたりなど様々な要因で損失が発生します。これに関しては、軽減はできますが、完璧に解消することは誰にもできません。
 1つの商品だけ見れば赤字になる、ということはよくあることです。それをカバーするよう商品を多く取りそろえてトータルで考えれば黒字にはなりますが、最初の内はそれほど態勢を整えられてはいないでしょう。
 特にAmazonでは、そのシステムの仕様上、値下がりがかなり頻繁に起こりますし、お客さんからの返品も発生しやすいです。開封して少し使って返品といったことも、仕様上できてしまいますからね。
 他のリスクと比べればまだ傷は浅いですが、それでも回避するに越したことはありません。

せどりはリスクが高い?

 せどりは上記のようなリスクを孕んでいるわけですが、副業として行うにはリスクが高いのでしょうか?
 筆者の定性的な感覚ですが、リスクは中くらい、というところだと思います。
 まず、webライターやプログラマーなどのクライアントワークよりはリスクは高いです。クライアントワーク等ですと、最悪発注側と擦り合わせればいいだけですが、自分で事業を持って様々なお客さんに販売している以上は多くの責任を持っており、配慮するべきことも多いです。プラットフォームへの依存性も高いですしね。
 ただ、固定費や人件費、多くの初期投資が必要な事業と比べると気にするべきことは少ないので、それと比べると大分マシです。それこそ、副業としてでも全然対応可能な範囲です。実際に副業でやっている方も多くいらっしゃいますしね。
「少し気にするところは多いけどリスクは初心者でも十分対応可能な範囲」というのが結論です。

リスクを背負ってまでせどりをするメリットは?

 しかしながら、リスクは低いに越したことはありませんよね。それでは、リスクが低く済むクライアントワークの方がいいのでしょうか?
 実際にせどりを選択している人もいるのですから、一概にそうとも言えません。これまでのリスクを鑑みてもなお、取り組もうと思えるメリットもあります。

「たくさん働かなければ稼げない」という状況から低労力で抜け出せる

 これが大きなポイントです。せどりはやり方次第で、「在庫が尽きたら補充する」というだけで利益を生み出し続ける仕組みを作ることができます。その補充作業も、大部分を外部に委託することができます。いわゆる小労所得を構築することができるのです。
 このような状況を生み出すビジネスはいくつかありますが、どれもかなりの労力や時間がかかります。それらと比べて、せどりはかなり低労力・時間で小労所得を築くことができます。

特殊技能を得るための下積み期間がない

 他のビジネスでは、十分なスキルをまず準備する必要があります。webライターならライティングスキルや専門知識、プログラマーならプログラミングスキルなどです。もともとそのような技能を持っている人以外は、まず勉強から始めていかなくてはなりません。それからようやく仕事を探し始めることができます。
 しかしせどりは、そういったビジネスと比べて圧倒的に覚えることが少なく、すぐに稼働を行うことができます。

リスクを軽減する2つの方法

ツールなどを使った事前リサーチを徹底する

 リスクを回避するためには、仕入れる前にきちんと事前リサーチを行っておくことが必要です。リサーチで確認しておくべきことは、以下のようなポイントですね。

  • 法的に販売が禁止されていないか
  • 販売がプラットフォームで禁止されている商品ではないか(プラットフォームのHPで確認)
  • 使える資金以上の仕入れをしていないか
  • 売れ行きが十分か、価格変動が激しくないか

 売れ行きや価格変動は、メルカリなら過去の売り切れ商品を閲覧して、よく売れているか、いくらくらいで売れているのかを確認してみてください。また、売れ残っている商品があれば写真を変えたり文章を変えたりなどをすることによって、売れ行きが変わったりもします。
 Amazonなら調べられるツールがあります。Amazon特有の価格変動の大きさや出品規制をカバーするには、KeepaやSeller Sketの導入がおすすめです。

Keepa

 KeepaはAmazonの商品の価格推移や売れ行きを調べるためのツールです。グラフ表示でわかりやすく確認できるので、これを使いこなせれば不良在庫や赤字商品のリスクをかなり軽減することができます。「一定期間で売り切れるだけしか同じ商品を仕入れない」や「値段変動が激しすぎる商品は見送る」などといったルールを設けることで、かなりやりやすくなるでしょう。

Seller Sket

 Amazonで特有の問題なのですが、Amazonはかなり出品規制が厳しいです。特定のメーカーへの規制がかなり頻繁にかかります。このような規制回避のため、危険性を事前に確認できるSeller Sketがアカウントを守るのに有効です。

すでに慣れている人に聞く

 最も有用なのは、すでに慣れている人に聞くということでしょう。
 「そんな人がいたら苦労はしないよ」という声が聞こえるような気もしますが、やはり誰かに師事を仰いだりコミュニティに属することはかなり心強い要因です。

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